関大の今秋ドラフト上位候補に挙がる最速153キロ左腕・金丸夢斗(3年)が、清原和博氏が見守る中、慶大打線を5回5安打無失点に封じた。序盤から雨が降り続き、試合自体は6回表でノーゲーム。その中での好投に、左腕は「去年の日本一のチーム。自分の投球がどこまで通じるか、今日はしっかり証明できた」とうなずいた。
7日の日本代表強化試合で、欧州代表に2回パーフェクト投球を披露。以降はリーグ戦に向け状態を一度落とし、開幕に合わせて再びピークを持っていくように調整している。この日も、「6、7割くらい。調子は良くも悪くもなかった」としながら、慶大打線から6奪三振。最速も149キロをマークし、大学日本代表で指揮を執る慶大の堀井哲也監督は「大学生では一級品。去年の(大学日本代表候補選手強化)合宿に比べて変化球もよくなっている。今日は特に右バッターのチェンジアップがよかったので、一冬でまた成長してきた」と話した。
DeNAの藤田スカウトは「ゾーンでしっかり勝負できる。いいことはもう分かっている」と高評価。